エンストの神

今週のお題「告白します」

 

私は車の運転が不得意な事を告白します。

 

免許は友達2人と山形の方まで合宿に行って取得した。私以外の2人は車やバイクが好きな少年である。2人とも車の運転にうきうきを隠せていない。私と言えば常に緊張を持ちハラハラしている状態だった。

 

免許を簡単に取りたいならばATだろう。しかし、私は親にMTを取れと言われていた。マニュアル車マニュアル車にはエンジンにブレーキ、そしてブレーキの隣にあるものが着いている。クラッチと言うらしい。

 

クラッチ?私はその言葉をONEPIECEニコ・ロビンの技でしか聞いたことがない。

 

2週間の地獄の教習は始まった。案の定、エンスト地獄。毎回エンストをしてしまうのでエンストからの立ち直りが異様に早くなり、私はエンストの神になった。

 

教習所内にはL字やS字クランクがそんざいする。私はそれがどうも苦手で何回やっても上手く行かなかった。他の2人は余裕の面持ちですらすらとL字やS字クランクをクリアする。技能で私は2人とどんどん差が開いていったのだ。

 

泊まっている宿に戻ると2人はTikTokを見て、可愛い子を探し

友1:「この子可愛くない?」

友2:「いや、可愛くねーだろ」

と品定めをするような事をしていた。

私と言えばYouTubeでS字クランクやL字やり方。クラッチ発進などと調べてひたすら動画を見返していた。

 

仮免は何とかミスなく合格した。

 

次に路上教習に入った。初めての路上。ミスをしたら大惨事。私は毎講習、命の危機と戦っていた。

 

脳内の中ではワイルドスピードのような運転捌きを想像していても現実は公道で40キロを出し、とぼとぼ走って安全運転。

速度が早すぎると隣の教官に

「ちょっと早くね〜かぁぁ?法定速度何キロだ?標識みろ〜」とやる気のない感じで言われ、「よ、40です」と答える。そして沈黙。

 

ポく。ポく。ポく。チーん。

 

教官が毎回変わるのでいわゆる教官ギャンブル。私は若い男性の教官を2人乗せたがその2人ともにいきなり面白い話をしろと言われた。

いきなりのキラーパス。無茶ぶり。私はその無茶振りに必死に応えた。

 

話は変わるがある時は車の運転席をスライドさせるレバーをぶち壊した事もある。

私はクラッシャーだ。物をよく壊す。

 

色々あったが無事に合宿は卒業できた。免許も取得できた。

 

しかし、ここからが問題であった。もちろん家にはマニュアル車が存在しない。存在するのはオートマ車だ。

 

マニュアル車に乗りなれていた私はオートマ車に最初は苦戦を強いられた。しかし、乗る度に徐々に慣れていった。

 

慣れ始めた頃だった。私は家の門で車のフロント部分に傷をつけたのだ。その日は友達と少しの遠出をしようとしていた日。一気に私は顔面蒼白。テンションは天から地に落ちた。

 

この後もミラーを2回ほど門で擦って傷をつけた。

 

つい最近には狭い道を走っている時に対向車線の車のミラーと私が運転している車のミラーをぶつけた。

ぶつけた相手はプリウスミサイルである。

ぶつかる瞬間にスローになったのを感じた。スローになるならもっと他の時にしてほしかったと思う自分がいる。

相手側のプリウスはそのまま走り去ってしまった。戻ってくるだろうと思い、待っていたが戻ってくる気配はない。私の車のミラーはまったく気づ付いていなかったのでそのまま帰ってしまった。

 

そしてプリウスミサイル事件よりも最近は2回ほど車を擦っている。しかし、傷はつかなかった。運良くフレーム部分ではなくフレームで隠れている見えない部分がぶつかっていたらしい。

 

車に傷をつけるのもあれだがいつ、大事故を起こすか心配で仕方がない。

 

私は判断力が鈍いので信号が黄色から赤に変わるタイミングで横断歩道付近にいる時、そのまま突っ切るか止まった方が良いのかの判断が遅い。交差点に差し掛かっていて止まると危険な時はそのまますり抜けた方がいいのだがたまに変なタイミングでブレーキをかけてしまったりする。

 

いつか友達を乗せて事故に遭う危険性もあるので注意⚠️する必要性がある。

 

もし危ない時は誰々とチューニングの誰々をシンクロ召喚

集いし願いが、新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!と叫びながら最後を迎えるしかない。